2013年5月21日火曜日

小満(しょうまん) 5/21~25 七十二候・初候


いい季節となりました。大阪は暑いくらいでした。
今日 平成25年5月21日 二十四節気「小満」は草木万物が成長しある程度まで大きくなる頃。「小さく満つる」とはなんとも、奥ゆかしい表現ですが、少しずつ成長する様、秋植えの植物に実がなる頃でちょっとうれしい…という意味のようです。
麦畑がある地域では、実りの季節となり、美味しいビール?となりますね。

沖縄あたりはすでに<梅雨入り>ですが、次の節気とあわせ、「小満芒種」が梅雨を意味するとのこと。

さて、昨年の5月21日が何の日であったか、覚えておられますか。私もすっかり忘れていました。
一年前に書いたブログを読み返して、日本中が空を見上げていたことを思い出しました。
光陰矢のごとし。世紀の天体ショーの「金環日食」の日だったんですよ。雲の切れ間からきれいに見えたことを思い出しました。これも、暦同様、月と太陽の織り成す現象ですね。

さて、小満の初候は
二十二候 「蚕起食桑」 蚕起きて桑を食む(かいこおきてくわをはむ)

普段、目にすることがほとんどない、蚕が緑美しい桑の葉をたくさん食べ、きれいな繭を作り始める頃。
以前は養蚕業といえば「お蚕様」と言われるくらい、農家で大切にされ、よい収入になったと聞いていますが…。
桑の葉というのは写真でしか見た事がないのですが、昔は多くの農家で栽培されていたようですね。
そのため、今も使われている地図記号に、「桑畑」を表す、「Y」マークのような記号を見た記憶があります。小学生の頃に使っていた地図帳を引っ張り出してみてください。(笑)
日常生活に密着した植物だったということがわかります。

今は、蚕のためよりも、お茶などで、美容にも効果があると愛飲されていると聞きますが、やはり、絹のようなきめ細かな光沢のあるお肌になるのでしょうね…。

梅雨が近づくと、デパートなどに扇子が並び始めます。和紙の扇子と一緒に、繭から糸を作った絹生地の扇子もありますね。
本来、日本の絹扇子はとても上等で、風合いが柔らかで、一枚ずつ染め上げて作られ、高価なものなのですが、最近は輸入物がほとんどで、上品な風情のあるものではなく、ちょっと扇子にうるさい私は買う気がしないのです…ってこれは全く個人的な意見ですので、あしからず。

来週は京都のお気に入りのお店で1年に1本の扇子を買い求めようっと。


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