2014年3月20日木曜日

2014年(平成26年) 3月20日 改めて、お彼岸から


久しぶりに自分のブログを開けてみました。
何と、昨年1122日「小雪」から時が止まっていました。
時ではなく、私の思考回路が止まってしまっていたようです。
言い訳をすれば、私の本業のカレンダー制作の最後の追い込み時期に、いくつかの団体での仕事がプラスされ、今年に入ってからは来年のカレンダーの企画にはまったりといった雑多な毎日が、この3月まで続いていたためであろうか・・・。
ぼちぼち抜け出さないと、中途半端で放っておくのは、苦手な方で。
と、ブログを書き始めた日を見たら、2年前の320日(春分の日)からスタートしていました。
今日、ブログを開いたのも、「暦」に引き寄せられた縁かもしれない、と勝手に思い込み、また新しい切り口を探し、「暦」を伝えようと思います。

今年は、明日321日が「春分の日」、お彼岸の中日。ご先祖様が帰ってこられるとも言い、ご近所の四天王寺では、この中日を含め1週間、彼岸のお詣りでにぎわっています。
天文学的には、昼と夜の長さがほぼ同じなので、日本では、二十四節気の一つとして古くから本格的春の到来と言われますが、ヨーロッパなども、この日を境に、「春」というようになるそうです。

さて、お彼岸に食べる物ってありますか。
昔から、お彼岸団子として、「春にはぼた餅、秋はおはぎ」と言いますね。
あんこの小豆の赤い色は、邪気を払う、災難から身を守る、と信じられ、それと先祖供養が結びつき、おはぎをお供えし、そして食べるようになったらしいのですが、
ただ、「ぼた餅」と「おはぎ」のちがいってなんですか?
春の「ぼた餅」は「牡丹」の花に似ているから。
秋の「おはぎ」は秋の花「萩」からきているようです。
ただ、この二つはまったく同じもの。ただ、春と秋で言い方を変えているだけなんです。
最近はほとんど聞かなくなりましたが、夏は「夜船」と冬は「北窓」という言い方もあります。
なんとも、日本語の奥深さと季節への感謝が表れている気がします。
ただ、地方によっては、ぼた餅はこしあん、おはぎは粒あんという違いもあるそうですが・・。
ところで、粒あんとこしあんはどちらがお好きですか。
私は断然、「こしあん」!!


と、再開したばかりのブログは暦と季節の食べ物話となっていしまいましたが、これも「暦」と深く関わること。
これからも、少しずつですが、身の回りにひっそりと眠っている暦や季節を掘り起こしていきたいと思います。
また、時々、お付き合いください。