2013年7月3日水曜日

夏至 7/2~7/6 七十二候・末候

昨夜は蛸を召し上がられましたか?()
と、唐突な書き出しとなってしまいましたが…。

閏年ではない今年、72日がちょうど1年の折り返しとなります。
七十二候は5日間くらいの期間があるのですが、昨日の「半夏生」は暦上の雑節と重なり、二十四節気やご節句のような季節の変わりをはっきりと表す日となっています。

「半夏生」(はんげしょう)とは七十二候からとられた雑節で、夏至からちょうど11日目を言います。

というわけで、夏至 七十二候・末候は「半夏生ず(はんげ しょうず)」
「半夏」とは「烏柄杓(からすびしゃく)」という薬草で、その葉が半分白くなっていく頃。

梅雨も終盤となり、農事の節目とされ、田植えを終わらせる頃です。
この日までに農作業を終え、休みを取るという地域もあります。というのも、この日は天から毒が降るという言い伝えがあり、井戸にふたをしたり、この日採った野菜を食べないなど、いろいろ各地であるようですね。

関西では、この日に蛸を食べる習慣があるとか…(うちにはその習慣がありませんでした・・) 蛸の吸盤のように、しっかりと大地にくっついて、農事がうまくいくようにとの祈りがあるとか。
奈良県の一部では、「半夏生餅」と言う、もち米と小麦を半々に混ぜてお餅を作り、きな粉をまぶして食べるそうです。私は半分奈良県の血を引いているので、この習慣はよく聞いていました。
ほんと各地で「厄払い」のようにいろいろありますね。
この季節は食中毒などが流行ります。昔からそういう気遣いが定着していたようです。

それぞれ、どんな「半夏生」の過ごし方があるのでしょうか。
「暦」と「食」との関わりはほんとに地域性があり、おもしろいですね。


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