2013年7月9日火曜日

小暑 7/7~11 七十二候・初候


気が付けば、梅雨らしい梅雨もなく、
例年の1週間以上も早く「開けた模様」って言われても…。ちょっと困るのでは。
まぁ、どうこう言っても、梅雨前線が消えてなくなったのだから、「梅雨明け」ですね。

七夕も過ぎ、突然日々更新の最高気温。
暦の上では、二十四節気「大暑」の前の「小暑」なんですが、一度に来た~!って感じですね。

ただ、この時季の七十二候は
初候 「温風至る(あつかぜ いたる)」

決して温風(おんぷう)ではないのですが、だんだん風も爽やかさがなくなり、べっとり暑くなるという時季。
「温風」というのは、元々は夏を予感させる言葉で、梅雨の晴れ間の日差しが強くなり、風も熱くなるということ。 

ただ、暦は実際の季節感が後を追いかけるようになるはずなのですが、
最近は先を突っ走っているようで、暦を書いていて、ちょっと物悲しい…。

それでも、「小暑」の頃から、次の「大暑」までは暑さのピークの「暑中」と言われ、暑中見舞いを書いたり、お中元が届いたりと、暑さの中、相手を思いやる心を形にするという、日本らしい夏の始まりです。

この時季の旬のお魚に、「鱧(はも)」があります。私の中では、1位、2位を競うくらい美味しいお魚です。
最近では、全国的にいただけるようですが、やはり関西のお祭りシーズンに欠かせないのが、「鱧」ですね。
「鱧は梅雨の水を飲んで美味しくなる」といわれ、梅雨の雨を含んだ海水で獲れた鱧が一番おいしいとか・・。だから梅肉で頂くのがぴったりなのかな・・? さて、今年のように、梅雨の水が少ないと、お味はいかがなのでしょうね。

と、ついつい「食」話になると、長くなるので、このあたりで。


しっかり水分補給と休息を取りながら、「夏」を楽しみ、乗り越えましょ。

0 件のコメント:

コメントを投稿