2013年6月21日金曜日

夏至 6/21~25 七十二候・初候

各地、雨の様子はいかがでしょう。

梅雨前線が消えたり現れたり、停滞しているところに、また台風や低気圧が豪雨をもたらす…と近年はこのパターンが増えている気がします。
四季がはっきりしていて、季節の変わり目の変化が特徴的な日本らしい気候はいずれなくなってしまうのでしょうか、とちょっと物悲しい前置きになってしまいましたが、
今日の七十二候も、ちょっと物悲しいお話・・?

でも、今日は「夏至」
お昼の時間が一番長い日で、日の出・日の入りの方角が最も北寄りになる時季。
「夏至」はカレンダー上での1年の折り返しで、私は気持ちの切り替えのできるいい日だと思っています。

さて、この「夏至」の初候が「乃東枯る(なつかれくさかるる)」

乃東枯と書いて、「なつかれくさ」と読ませていますが、紫色のきれいな花を咲かせる「ウツボグサ」の別名で、漢方薬などに使われる「夏枯草(かこそう)」の古名です。
12月の「冬至」の初候にある「乃東生(なつかれくさしょうず」と対になっています。
(このことはまた12月に書かせていただきますね。)

この七十二候のように、この草は冬至の頃に芽を出し、夏至の頃には枯れていきます。
周りでは、草木がどんどんと成長していく時季に、枯れていく運命にあるという、ちょっと物悲しいお話しでしょ。
ただ、この「夏枯草」だけがそういう運命ではありません。私たちが見かける麦や菜種なども、冬から育ち、夏には枯れてしまうその種類の草木なのです。
この草たちが枯れた後の養分でまた暑い暑い夏を越える夏草が育ってくるという、これは食物連鎖ではなく、植物連鎖??

さて、「暑~い」「蒸し暑いっ!!!」「冷えたビールが飲みた~い!」と一日何回言っただろうという日が続いていきます。
暦の上でもこれから2か月近くは「夏」候。

ただ、その先にある秋から冬を思いながら暮らしていきましょ。
って、私の仕事がすでに、そのモードに入っていますが…。

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