2013年6月11日火曜日

芒種 6/11~15 七十二候・次候

今日611日は「入梅」。
この日は「二十四節気・芒種」から5日目、また「二十四節気・立春」から135日目で、暦の上では、いくつかある「雑節」のひとつです。
今日から梅雨の季節が始まるのですが、実際も、早かった梅雨入り宣言から、早くに発生した台風に後押しされ、やっとうっとうしくなりそうですね。

梅雨に入り、ジメジメしてくると、この小さな個体から放たれる光は儚く、でも少しひんやりとした風が心を通り抜ける気がしませんか。

芒種の次候 26候 「腐れたる草 蛍となる」(くされたるくさ ほたるとなる)
そう、蛍の季節です。

私たちは蛍とはきれいな水辺に暮しているものとばかり思いがちですが、実際は湿気でじっとりと蒸れて、腐りかけた草の下で、明かりを灯し始めるそうです。
昔はこの候の通り、腐った草の根や草が化けたものだと思われていたとも言われていました。

蛍は「火垂る」「火照る」などが語源で、柔らかい光を放つようになってからわずかな期間しか生きる事ができないので、あの光がさらに幻想的で、情緒的に思えます。
何ともロマンチック…。
さらにはこの寡黙に淡い光を放つ姿から、「蛍の光、窓の雪」とも歌われたようですが、今はその意味も知られていないのでしょうか…。

さて…、この梅雨と台風はいずこへ行くのでしょうか。昨年や一昨年のような被害が出ないことを祈るばかり。

そうこうしているうちに、うちの「夏物」も終盤。もうそろそろ品切れが出てきている頃。
もちろん、贈答物、販促物としてもいいのですが、この夏のお気に入りの「うちわ」や「扇子」は見つかりましたでしょうか。



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