2013年9月3日火曜日

二十四節気 処暑 9/2~9/6 七十二候・末候

何とも久しぶりのブログ。これだけさぼると、実際意味ないよね…。とひとりまたまた反省!!でも、暦はなくならないから、ぼちぼちでいいかと独り言・・。

いろいろ言い訳はあるが、それを語るよりも、本来の「暦」を忠実に伝えるため、秋に向かう暦を追いかけないと。
元々1か月ほど先ゆく「暦」ですが、最近の天気は移り変わり自体が変わってしまっている気がして、どうも、筆が進まなかったというのも正直な言い訳。

大阪はやっと最高気温が35度を越えなくなりました。関東方面の方が暑いようですが。
今までが信じられない気温であったため、3度ほど低いだけで、体感がまるで違います。ほんと不思議。ただ、全国的に異常気象は続き、局地的なゲリラ雷雨や竜巻と、被害に遭われた方々を思うと心が痛みます。

さて、暦話しに…。
先月23日あたりから、二十四節気は「処暑」となり、秋の気配が広がります。
秋雨前線が各地に雨を降らせたり、入道雲が消え、蝉の種類が変わり、草むらの中で、秋の虫が鳴き出しと、あちこちに「秋」を見つけられる時季となります。

そんな中、828日あたりから先日91日までは「処暑」の七十二候・次候
四十一候 天地始粛(てんちはじめてさむし)

ようやく、朝夕に少しひんやりとした空気を肌に感じる時季となります。
とはいえ、日中はまだまだ暑さが残り、やはり「お彼岸」の頃までは落ち着かない天候となります。

昨日あたりから 9 2日~ 9 6    末候 
 四十二候    乃登(こくものすなわちみのる)

秋の収穫シーズン到来です。明らかに目につくのが、稲穂の実りでしょうね。日毎に、稲穂の頭(こうべ)が重くなって垂れ、薄茶色に色づきはじめます。この稲穂の季節は「秋」を感じますね。
そろそろ田んぼは緑のじゅうたんから黄金色に変わり、うれしい新米が届く頃になりますね。

ところで、ここに出ている「 禾」という漢字はよく見かけるのは部首では「のぎへん」という「禾」で、
「穂先が垂れる様子」を表します。
「秋」という字は、この「のぎへん」に「火」がくっついて、「秋」。
というのは、稲刈りがすんだ田んぼで、稲の切り株などを焼く畑焼が行われることからきているそうです。
稲の害虫の卵を来年に残さないために稲刈り後の田んぼを焼くとは聞いたことがあったのですが、それが漢字になっていたとは、ほんと意味があるんですよね。

では、「私」という字にも「のぎへん」が使われていますね。
「ム」は鋤(すき)を使って耕作する人のことを意味するそうです。
「私」はすきを使い、稲穂を育てるということになるのでしょうか。ただ、諸説あるので、これだけが正解というわけで内容ですね。
「公私」という熟語はそれぞれに、「ム」が入っていますが、これもちゃんと意味があるようですので、暇があれば調べてみてくださいね。
漢字にはほんといろいろ深い意味がありますが、暦に使われる漢字は特に、農耕に深く係わっているようですね。


この節気が終われば、この週末は「露が白くなる」頃となります。
今の季節感は抜きとして、しばらく秋の夜長を楽しみたいものです。
うちの社の仕事もありがたいことに、多くの問い合わせや現場が慌ただしくなってきました。
時間のやりくりが難しくなってきますが、最後まで最良のサービスを心掛けてゆきます。



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