2012年7月1日日曜日

半夏生(はんげしょう)


7月1日は雑節の一つで、「半夏生」
半夏生というドクダミ科の漢方薬にもなる薬草が生える頃という意味から言われているとか。この前の「夏至」と次の二十四節気までの間くらいにある暦日です。
雑節(ざっせつ)とは、二十四節気などの暦日のほかに、季節の移り変りをより適確にわかりやすくするための特別な暦日(節分や彼岸など)のことであるって以前のブログには書いたのですが、覚えていただいていないかな…。
ただ、この日にはあまりいい印象がなく、
天から毒気が降るから、井戸にふたをしないといけないとか、毒気に満ちるので、毒草(半夏)が生えるとか、種をまいてはいけないなど、どれもこれも「毒気が満ちる」という禁忌です。季節の変わり目だと教えているようです。
農家にとっては大事な節目の日で、上の内容から考えると、「この日までに田植えを済ます」ということになり、少しお休みできることになります。

ただ、今の季節に通じる話しで、梅雨の最中でものがいたみ易く、食中毒などには気をつけましょう。今日から牛生レバーが生では食べられなくなりましたが、他にも「菌」は潜んでいますから。

大阪はここへきて、連日しとしと雨、通常の梅雨らしい季節となりました。この夏は西日本では例年よりも猛暑だとか。
これまでは少し涼しかったのですが、体感が夏になってくると、私のお仕事ではやっと「うちわ」や「扇子」が動きます。(仕事としてはちょっと遅いのですが…)
今年は竹うちわがちょっと不足気味ですが、日本人の「涼」をとる知恵として、是非に利用してもらいたいものです。

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