2014年10月28日火曜日

2014/10/27 文字活字文化の日


一年のいつもこの時季、私のブログは言い訳で始まります。
とにかく、ゆっくり空を見上げたり、風を感じたり、木々を見たり・・という当たり前の日常から外れております。暦を伝えることも仕事なのに…。

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23日に二十四節気「霜降」が過ぎ、日に日に、朝夕の冷え込み、顔に当たるヒンヤリとした空気が、晩秋を感じさせる今日この頃。
北からは雪の便り、紅葉、木枯らし一番など秋から冬への準備がどんどん進んできます。

仕事の残業が増えるこの頃は、どうしても秋の夜長というより、夜中を楽しんでしまいます。
新聞を読み、読書をしたり、調べ物をする…寒くもなく暑くもなく、ちょうどいい室温の中、モノクロの字を追いかけています。

昨日1027日から「読書週間」が始まりました。子供の頃からよく聞く言葉ですが、大人になり、ほんとに適した季節なんだと改めて感じます。

その初日が「文字活字文化の日」ということをご存じの方はどれくらいおられるでしょうか。私も正直、最近知りました。
平成17年に制定された「文字活字文化振興法」という法律に基づき、その日が置かれているようです。
これは、「暦」とは少し違いますが、晩秋の眠気を払ってくれるような少し冷えた空気が読書心を誘い、「文字」から奥深い意味を感じ取れるいい季節です。

私が携わっている仕事は文字、活字(つまり出版)、紙の印刷物というものとは切っては切れない世界におりますが、悲しいことに、その世界からどうも離れつつあります。

この文字活字文化振興法とは学校教育や言語教育、地域活性としての図書館の有効活用や出版活動支援なども含め、紙の印刷物に触れる機会を増やしていこうという、取り組み。
私は仕事を離れても、どんどんと進めていってほしい、心の拠りどころとなる「文字活字文化」と思います。

現在の印刷物はさらに多様化となっていますが、原点に心を伝える「文字・活字文化」があるということを忘れることはできません。

さて、今夜もまた夜中、読みたい本の紙のぬくもりを感じてみたいものです。

皆さんもいかがですか。でも無理をして、風邪を引かれませんように。

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