2013年3月5日火曜日

啓蟄(けいちつ)


今日平成25年3月5日は啓蟄(けいちつ)二十四節気の第3番目です。
大地が温まり、冬眠をしていた虫が地上に出てくるころ。
「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」
「啓」には「開放する、夜が明ける」、「蟄」は「冬ごもりで隠れる。閉じこもる」という意味があります。
松を害虫から守るために菰(こも)巻をしていた松の幹の菰をはずす時期でもあり、
う~ん、春ですね・・。

遠くの空には春霞と思いきや、大気の汚れ?と季節感のない話は置いといて…。
柳の芽が吹き、ふきのとうの花が咲き、八百屋さんの店先には山菜や菜の花が並びます。さっそく、大好きな菜の花の辛し和えでも作ろうかな・・。

ただ、まだまだ寒い日もあり、春雨が降り、春雷が響き、だんだんと気温が上がってくる時季でもあります。

奈良県の東大寺二月堂では「お水取り」行事(東大寺修二会)が東大寺二月堂で先週末から始まっています。古く平安時代以前?から続く行事で、無病息災を祈り、2週間、松明とともに夜間の業が行われます。
関西ではこれが終われば、本格的な「春」となり、各地から桜便りが届く頃となります。

桜といえば、つい先日の桃の節句(33)も、古く宮中に続く行事ですね。
この「節句」という節目を表す日は縁起の良い奇数を重ねる「節供」といい、今は五節供が残っています。
1月7日(七草) 3月3日(桃) 5月5日(菖蒲) 7月7日(七夕・竹、笹) 9月9日(菊)です。
もちろん元々は旧暦ですが、今は新暦でお祝いをしますよね。
すると、この新暦になって不思議なことがあるんです。
真ん中の3節句 3/3 5/5 7/7 は毎年必ず同じ曜日になります。
ちなみに今年は日曜日!!嘘だと思ったら、目の前のカレンダーをめくってみてくださいね。() ほら、間違ってないでしょ!?
今年はゆっくり節句を楽しんでくださいね。

さて、各地日毎、春に近づいています。
暦では出てこない「花粉が飛び交う」季節です。お大事になさってくださいね。

このブログも次の節気(春分)で丸1年となります。次にお目にかかる時からは、暦にまつわる内容ももうすこし膨らませながら、また次の1年と進んでゆきたいと思います。
よろしくお付き合いください。

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