2012年12月7日金曜日

大雪(たいせつ)



今日12月7日は二十四節気の第21番目の「大雪」。
「だいせつ」ではなく「たいせつ」と読みます。
雪が激しく降り始め、平野部でも降り積ったり、霜柱を踏むことも。
「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」
さすが、大阪も今日一日冷え冷えでした。

鰤(ぶり)などの冬の魚の漁が盛んになり、熊が冬眠に入り、南天の実が赤く色付くころ、と言われますが、最近は暖冬の影響や山の食糧不足で、熊はなかなか冬眠できず、山から下りてきて畑を荒らすのも、自然の摂理ではないわけですね。
冬の魚は脂がのり、「肝」や「白子」などほんと美味しい季節!!(これは暦に何の関係もない、個人趣向…)
そろそろ北の方面では根雪になる雪が降り始め、本格的な冬の到来です。ウィンタースポーツ愛好者はじっとしていられない季節ですね。あちこちスキー場開きのニュースが入ってきます。

12月も半ばとなれば、熊だけではなく他の動物、植物、人間までが、活動をやめ、こもるようなります。ただ、これは時が止まるのではなく、木々は花芽をつけ、動物たちはエネルギーを貯め込みます。
さて、人間は何を貯め込むんでしょうね…。お酒と脂肪かも…()
そうやっている様子を「冬籠り」という言葉で表現します。
長いつらい冬は暖かくなる春のぬくもりを思い想像させるという意味で、この「冬籠り」という言葉が春の枕詞になっている理由かもしれません。

またこの「大雪」あたりから、昔はお正月の準備に取り掛かったと言われています。いわゆる「正月事始め」です。
今は、バタバタ年末に慌てて準備をしたり、もうそんなこともしなくなったわ…の方もおられると思いますが、一年の豊穣や平和を御守り下さる年神様をお迎えする準備は余裕を持って早めに始められたようです。
年末の大掃除「すす払い」を始めるのも、この大雪付近で13日。家を清め、年神様をお迎えする大事な行事とされていました。京都の花街あたりでは鏡餅を持って目上の人への挨拶まわりも行われます。
ほんと、心に余裕をもって師走を過ごしたいものです。
私の仕事もぼちぼち終盤。何事もなく、終わり良ければにしたいものです。来週あたりから、私も挨拶まわりを少し始めます。


1 件のコメント:

  1. 社長さん、相変わらず忙しそうですね(^-^)

    大雪と書いて「たいせつ」・・・暦を愛する社長さんならではの言葉のチョイスですね☆

    最近ジョギングにハマってるので、大雪の時期はせいぜい脂肪を燃焼させたいと思います(笑)

    では、風邪も流行っているので、お体を大雪・・・大切に☆

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