2012年8月23日木曜日

処暑(しょしょ)


今日、8月23日は二十四節気の第14番目の処暑です。
暦の上では、立秋(87日)で暑さがピークとなり、「処暑」とは「暑さが止む」という意味。
「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」
朝夕の風にも気持ち涼しさが混じり、夏の暑さに陰りが見えはじめる頃。
大阪市内ではなかなか見られないですが、とんぼが飛び回るようにもなります。
少し、去る夏を惜しむ声も聞かれそうなのですが、これだけ猛暑が続けば、「惜しむ」とはなかなか言い難く・・・。
秋の果物も豊富になり、まさに『食欲の秋』到来です。夏を惜しむ「鱧」と秋味の代表格の「松茸」を同時に頂けるのもこの季節ならではでしょうか・・。

また、ちょうどこの823日から25日あたりは「地蔵盆」になりますね。
と言っても、これは日本中でということではなさそうですが・・。(近畿圏では盛んと聞いていますが)

大阪市内も、道祖神信仰のあった昔から小さな「地蔵さま」(地蔵菩薩)が街中至る所にひっそりと祀られています。もともと地蔵さまは子供を鬼から救うと信じられ、子供たちの守り仏となったようです。
町内会の方々が、地蔵様を洗い清め、子供の名前の入った提灯を飾り、お供え物をし、夜には、子供たちにお菓子を配ったり、盆踊りをしたり、花火をしたりと、様々な催しがあります。
私も子供の頃には、浴衣を着せてもらい、盆踊りに行き、お菓子をもらいに並び…と懐かしい思い出です。
ただ、最近は町内会の高齢化、少子化が重なり、賑やかさは薄れていますが、今も住人が代わる代わる、家内安全、町内安全を祈願し、お参りに来る姿は今も変わらずこの季節の風物詩です。

さぁ、「暑い!暑い!」とばかりも言っておれず、「秋」目前を楽しみにしましょう。
うちの仕事も少し朝夕が涼しくなってくると、世間もそろそろ「来年のカレンダー」を思い出してくださいます。さぁ、暮れまで忙しくなりますように…。

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