2012年6月13日水曜日

入梅


先日曜日、6月10日は 入梅(にゅうばい、ついり、つゆいり)
雑節の一つ。
雑節とは、八十八夜(前述)や土用、節分など、二十四節気などの暦の間の細かい季節の変化を表す暦日のことを言います。

さて、「再生」旅行?から帰国したら、ちょうどこの「入梅」の日でした。
すでに、日本列島西半分は梅雨入り後でしたが、あまり湿気もなく、まだまだ過ごしやすく感じます。

すぐに、ブログを書かないと思ったのですが、前回にも書いたように、この日本(私は大阪ですが。)にしばらくいないと、その季節感と暦の一体感を感じられず、今日まで伸び伸びに。どうも調子が出ませんね…。
遅ればせながら…。

入梅は、芒種(平成24年は65日)から5日目、この日を境に梅雨の季節に入り、あちこちで田植えが見られます。梅の実が熟する季節ということもあり、「入梅」と呼ばれるとも言います。(実際に気象庁が発表する「梅雨入りしました」の日とは違います。)

梅雨に入る日の目安をなぜ、芒種の5日目と決めたのかというと、はっきりしているわけではないのですが、五月晴れの後、主食である「お米」のために雨がほしいこの季節、「梅雨」に入る目安は農事に携わる人々には必要な事であったようです。
そこで江戸の頃に、「入梅」は、芒種の後の最初の壬〔みずのえ〕の日にしますって、決められたとか。以下は私もあまり詳しくないので、ちょっと他からの受け売りですが…。
「陰陽五行説」という、暦というか、運気を調べる様なものがあり、
そこでは「壬(みずのえ)は水の気の強い性格」とされ、水と関わりのある日が「入梅」には適しているということで選ばれたらしいです・・。
ともかく、しばらくうっとうしい季節が続きます。体調も崩しやすいこの頃、美味しいお米をいただくために、ちょっと我慢いたしましょ…。

カレンダー屋さんも今は「我慢」の季節かもしれません。満足な年末を迎えられるように、いい仕事をたくさん実らせるため、精魂込めて働き、いい季節が続くことを祈るばかりです。

1 件のコメント:

  1. 我慢のカレンダー屋さんです。旅行お疲れ様でした。またみやげ話を聞かせてくださいね。
     「入梅が壬の日」これは初耳でした。いつも勉強させてもらってます。同業者でもほとんど知らないのじゃないかな。またよろしくお願いします。

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