2012年5月2日水曜日

立夏


55日は「屋根より高い鯉のぼり~~♪」で知られる、「こどもの日」。
33日の女の子のお祭りに対し、特に、男子の成長を願う日となっています。
正式には、「端午の節句」です。
以前Facebookには書いたのですが、中国からの伝承で、1年に5つの「節句」があり、伝統的な年中行事を行う日のことを言います。
1月7日(人日・七草) 3月3日(上巳・桃) 5月5日(端午・菖蒲) 7月7日(七夕・竹、笹) 9月9日(重陽・菊)の5つです。
「端午」とは・・・「端」は「始まり」を意味し、「午」(ご、うま)は午の月の最初の午の日を祝っていたのですが、「午」=「五」に通じることから、55日が「端午の節句」となったようです…。

さて、節句の話はまた改めてとして…。
55日は「端午の節句」と同時に今年は「立夏」(りっか)となります。
立夏は二十四節気の第7番目。
1年を4つに分け、それぞれの季節に「立」をつけ、区分する方法です。
「立春」(24日)から一年が始まり、「立夏」「立秋」「立冬」となります。

夏の気配が感じられ、「啓蟄」(35日)で冬眠から目覚めた蛙がそろそろ鳴き始めるころ。
「夏の立つがゆへなり」
暦の上では、「春分」と「夏至」の中間で、「立秋」の前日までが夏となります。
たしかに、例年ゴールデンウィークとなると、急に初夏のようになるのも、うなづけますね。
(今日はちょっと予想外に雨模様ですが…)

「立夏」が過ぎれば、ぼちぼちと田植えが始まり、「米」を中心に農事暦が動きます。
(日本列島は長いので、地域で様々ですが…。)

この「立夏」の頃は、花々がとてもきれいな色を奏でます。
特に、「藤」  「杜若」(かきつばた)  「花菖蒲」などと、昔から高貴な色として、日本をや中国、欧州などで、尊ばれてきた「紫」色が際立ちます。
私も大好きな色の季節がやってきます。

明日からはしばらくのお休み、少し仕事を忘れ、ゆっくりと春を惜しみ、初夏を楽しんでください。
(って、なかなか off にして休めないのよね~~~)

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