2015年1月6日火曜日

20150106 「寒の入り」から二十四節気「小寒」へ


明けましておめでとうございます。
関西でも元日から大雪となり、初詣や帰省に大きな影響があったと聞きますが、各地いかがだったでしょうか。
さて、そんなお正月気分から抜け出し、社会は動き始めましたね。
そうして、暦も次の寒さを知らせる時季となりました。

平成2716日は二十四節気の「小寒」 寒さがさらに加わる日です。
平成261222日の「冬至」から数えて15日目を「寒の入り」(今年は昨日の15)で、そして今日が暦の上の「小寒」です。

お正月の食事と言えば、温かいお雑煮はあっても、おせち料理は基本的には冷たくても頂けるお料理。これと体が温かくなった気になる「お酒」と合わせて、かなり胃が疲れている頃ですね。
デトックス効果もある、緑のお野菜や根菜を雑煮やお粥にしていただき、胃腸を整えるのが、明日の「七草粥」
「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞ七草」という短歌もありますが、なかなか覚えられないですね。
1月7日は、五節句のうち、最初の節句で、「人日(じんじつ)の節句」でもあります。
人を大切にし、無病息災を願うという日とされています。

地域によっては、明日7日までを「松の内」と言うところもあり、関西では、15日までを言いますが、ともに、門松やしめ飾りを外し、氏神様などで「どんど焼き」(左義長)が行なわれます。
また、この15日を小正月と言い、松の内に忙しく働いた女性たちをねぎらう日でもありますよ。
お家の中で改めてお祝いをするので、小豆粥を炊くお家もあるのでは…。

そうそう、お鏡をお供えのお家は、11日が鏡開き。堅くなった大きなお餅を小さく切って、おぜんざいを炊きます。またこれも小さなお祝いです。
ちなみに、私の実家では、おぜんざいも、小豆粥は毎年恒例で、甘いぜんざいはもとより、小豆粥はお赤飯より喉通りがよく、私は大好きです…。
こう見ると、「小豆」という豆は赤くて、小さくて、縁起物だったようですね。 
これも、その年の豊作を願う「どんど焼き」同様、15日の大切な行事となっています。
その頃には、年賀状もひと段落、出し忘れた!!と言う場合には、ぜひ、「寒中見舞い」としてくださいね。
 暦は新暦2月から新しい年が始まります。ことしも、ぼちぼちと「暦」について、「時々休んでも継続は力!」と勝手に決めて書き貯めていければと思っておりますので、またお付き合いくださいますよう、お願いいたします。

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