2014年4月17日木曜日

4月17日 土用 (5月4日まで)


暦の上で、今日は「土用」(どよう)
って、聞き慣れているのは、夏の暑い日、「鰻」を食べて暑さを乗り切ろう!ですが、これは、夏の土用。
暦には4つの土用があるんですよ。
元々、古来中国には「陰陽五行説」という考え方があり、それが日本でも昔から信じられてきたようです。
簡単に言えば、すべての事象を木・火・土・金・水の5つに分類されます。
五行説では、春は「木気」夏は「火気」秋は「金気」冬は「水気」と割り当てられています。
しかし、「土気」がどこにも分類されていませんよね。

そこで、五行に由来する「雑節」である、「四立」という季節の変わり目の不連続な4つの期間「立春・立夏・立秋・立冬」の前18日間を「土気」に分類し「土用」と呼ぶようになったようです。要するに、四季の間にもう一つの「気」を割り当てたということです。

一般的には、立秋直前の「夏の土用」を指すことが多く、最初に書いたように、「土用の丑の日には鰻を食べる」という習慣が生まれたようです。
これは、江戸時代にもともと「丑の日に【う】のつく食べ物を食べると良い」という言伝えの元、「うどん」「瓜」などが上がる中、当時の学者の平賀源内の「夏の土用の丑の日に「鰻」を食べよう」という発案が定着したみたいですね。
今で言えば、「バレンタインデーにチョコレートを送ろう」や、「節分(年越し)に恵方に向いて巻き寿司を食べよう」という商戦にうまく乗らされたのでしょうか…アイデア、発想力はいつの時代も大切ですね。(笑)

土用の期間は季節の変わり目でもあるので、期間内に始める「土」に関わることは避けた方がいいと言われています。暦を重んじる日本の中では、農作業にまつわることは先人の戒めとして、厳格に守られているようですね。

420日は二十四節気「穀雨」です。「春雨降りて百穀を生化すればなり」
恵みの雨が降るようになり、農耕繁忙期がはじまります。

ただ、ほんとに、季節の変わり目は危険がいっぱいです。この春の時季は黄砂飛来や花粉症、少雨による異常乾燥、またまたPM2.5など、大気中は異変の頃。どうぞ何事も無いようにお過ごしください。

私は、そんな春のフワフワのまま、お気に入りの新品の自転車に乗り、今朝から派手に転倒。人通りも車も少ないところだったので恥をかかずに済んだこと、自転車が無傷であったことは幸いでしたが、骨に異常はないものの、全治2週間!!膝の皮膚剥離、軽い打撲と発熱、全身筋肉痛で、フラフラになって出勤。
カレンダーを見れば、今日は「三りんぼう」…日が悪いですね・・。

ほんと皆さん、気をつけて陽春を楽しんでくださいね。



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